2009.11.19 Thu
われら地球人:日本経済新聞社(編)

われら地球人
~「個」の力が世紀をひらく~
日本経済新聞社[編・発行]
『世界地図をみると国境が引かれている。モノの貿易やヒトの移動も、地図の世界では「この国が入超で、あの国が出超だ」というように国単位でものを考えてきた。あくまでも国と国との関係を基礎にした「国際化」の世界である。
では、宇宙から地球を眺めるとどうか。…国境はまったくみえない。
そこでは、ヒト、モノ、カネさらには情報が人為的に引いた国境を軽々と越えて自由に飛翔する。
いわば「グローバル(地球)化」の世界である。
このどちらの世界に住むかで人々の、生き方とか価値観はがらりと違う。…
…グローバル化の世界に生きる人は、生まれた国から一度も外に出たことがなくても、自分の知識や技術に自信をもち、国や企業から自立しようとする。
… これを、わたしたちは地球人と呼んできた。21世紀の世界をリードし、新しい時代をつくるとみられる人たちであり、本書の主役である。… (まえがきより)』
国家や組織の力が弱まる一方、もたらされたIT革命。
国境を越え、フロンティアを求めて、軽やかに飛び歩く’地球人’の出現。
国家・民族・言語・法・心の拠り所…はどうなる?
グローバル化が進んで引き起こされた新たな現象。
本書は、日本経済新聞に2000年に連載され話題になった、『2000年 地球人は。』をまとめたものだが、それらは今なお、地球人を目指す我々の課題だ。
各地で、最先端の地球人を取材し、グローバル化現象を多角的に捉えている。
こういった地球人の考え方を知らなくては、今後、彼らとの意思の疎通を図ったり、ビジネスをするのは難しいだろう。
果たして、どっぷりと日本に浸かっていて、自分が気づかないうちにどんどん進んでいる、グローバル化の波にすっかり取り残されないだろうか…。

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